※ 2015/08/19更新しました。
英語上達完全マップとは
森沢洋介さんが提唱した英語学習法です。
WEB上で、多くの人が実際にオススメしているのを見ていました。
▽英語上達完全マップを10ヶ月やってみた
▽20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ
何度もサイトを見て影響を受け、私も実際にやってみました。
結果、半年程でTOEIC800点超え、最終的にTOEIC915点獲得。
700点は割とあっさりクリア。
その過程、勉強法を超詳細にまとめました。
※学習法の詳細なやり方は「上達マップ公式サイト」か「書籍:英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法」をご参考に。
(比較しやすいように、ユルく「10ヶ月やってみた」フォーマットにさせていただきました。)
学習の結果
2013年5月(学習開始時)
大学卒業時のTOEICは550点。(IPテストなので、実際はもっと低かったのかも)
英語が大嫌いで、暗記教科という認識をしていました。
なので、瞬間的な暗記で覚えた文法はボロボロ。
NHK英会話を高校時代聞いていたためか、リスニングがなんとなくいい程度。
2015年5月
TOEIC915点(L490、R425)獲得。
2年かかっていますが、後述する通り、半年程さぼっています。
モチベーション維持も課題ですね。
実際のTOEIC点数の変遷グラフ
これを見ると、いつサボったなーというのがよくわかります。
隙間が空いてる=TOEIC受けてない=さぼった時期。
やはり間が空いたあとのテストは点数が落ちてますね。
点数を伸ばすのは、やはり集中的やりこむことの大事さがわかります。
学習時間の分析
時間管理は勉強モチベーション維持のためにつけてた勉強時間管理SNSアプリstudy plus。
英語をやりだすタイミングで始めました。これで時間を毎日つけてた結果をまとめます。
コレ↓ studyplus.jp
勉強総合計時間
まずは私が550点から915点までにかかった時間は、
「1168時間」でした。
多いのか、少ないのかピンと来ないかもしれませんね。
上記ハタチエイゴの@HAL_Jさんがまとめた、一般的なTOEICの点数と時間の関係記事を参照します。
▽TOEIC L&R試験、点数アップのために想定される学習時間 | ハルヨン
これによると、下記のような勉強時間が必要なようです。
TOEIC(R)試験の点数を上げるために必要な勉強時間
【TOEIC試験 100点を上げる勉強時間】
200点から300点 ⇒ 100~150時間
300点から400点 ⇒ 150~200時間
400点から500点 ⇒ 200~250時間
500点から600点 ⇒ 250~300時間
600点から700点 ⇒ 300~350時間
700点から800点 ⇒ 350~400時間
800点から900点 ⇒ 400~500時間
ちなみに私は、2013年5月時点で550点。
ここから900点までの一般的な平均を足し上げると、「1200時間〜1550時間」。
私、1165時間。
おぉー!意外と優秀w
と思いきや、塾に行ったりして、その講義時間は入れてなかったので、純粋な座学時間です。
ちなみに2つほど塾通ってた&現在進行系です。
行ってた塾に関してのまとめはコチラ↓。 rex.hateblo.jp
ちなみに先ほどの「10ヶ月やってみた」方は、10ヶ月で約1500時間というとんでもないペースだったことに今気づきました。
これは尋常じゃない。笑
「1日に2-3時間のペースで、1年半から2年かけて同じ分量をこなすのが現実的でしょうか。」という記載通りのモデルケースかと思います。
学習時間の推移
・最初オンライン英会話も結構やっているが、意味ないと気づいてやめた。(最初やんなきゃよかった)
・リスニングが多いのは発音&声出し練習で、毎日シャドーイングをやってたから。
・音読自体の時間が少ないが、シャドーイングトレーニングでカバーできると思ったから。
・瞬間英作文がトレーニング時間上位だが、実感値としてはあんまり進んでない印象。(ハードだからあまり進まないからか)
・文法は序盤の基礎固めで必須なのと、後半TOEIC part5用に集中的にやった。
※小さくてすいません。クリックでちょっと拡大。
スコアと勉強時間のグラフ相関
左軸は勉強時間、右軸はTOEICスコアです。
やはり詰め込みした最初の1年で、ぐぐっと伸びています。
学習時間の内訳
・精読1%。少なっ!文法や瞬間英作文、シャドーイングやると読むスピードも正確にかつ早くなる実感あります。
・比較すると好きだったリスニングが多く、ボキャブラリーは嫌いで暗記が苦手なので、時間だけかかった印象。
・でも思ったよりも満遍なくやってるかも笑
利用した書籍まとめ
TOEIC900を越えるまでに使った書籍は別ページでまとめました。
コチラをご参考ください。
TOEIC550点〜TOEIC625点までの勉強時間
5月と6月で、約85時間勉強しています。
勉強開始時期はTOEICテスト新公式問題集〈 Vol.6〉はまだ使わず、
割とシンプルで簡単な書籍をチェックしていました。
単純に英語がまだ嫌いな時期だったので、めげないもの中心でした。
使ってよかった教材はこの辺り↓↓
動画で楽しく英文法に馴染もうとした2教材。アシスタントの子が可愛かったので続いた。笑
目から鱗な授業が動画で見れてめちゃめちゃオススメ。
▽3ヶ月トピック英会話 ハートで感じる英文法 DVDセット
▽ハートで感じる英文法 会話編 DVDセット
あと、簡単でなるべく薄いものということで、中学英文法がわかるコレとか。
▽くもんの中学英文法
あと、上記ハートで感じるが私はしっくりきたので、大西先生の書籍に一番時間をかけました。
▽一億人の英文法
これ以外、この時期は英語嫌いを治すという心理ハードル面を中心にやってました。
この辺の記事を参考にしてください。
600点くらいまでは、簡単な文法書を最低3〜5回読み込むことが大事かなと思っています。
名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、第1文型、第2文型、第3文型、第4文型など、基本的なことが説明できるくらいになっていれば、TOEICも最低限は解けます。
TOEIC625点~735点までの勉強時間とやったこと
7月63時間、8月46時間、9月60時間の合計約170時間。
7月の夏休みは1週間のフィリピン留学をしています。
(講義時間は勉強時間に含めていません)
この時期は「瞬間英作文」「発音」「シャドーイング」「TOEIC本(シンプルに何度も回せるもの)」をやってました。
特に発音にはまっていたのはこの時期。
発音記号ってなんだっけ、が、見るだけで音が自然に浮かんでくるようになりました。
発音本だけで4冊2〜3周しています。
まずは王道で口の形などを勉強。まずはベースを整える。
▽英語の発音が正しくなる本
下記の本は、スローで聞いて、発音の違いを感じる本。
th系の発音など日本人が難しいと言われる発音はこの本が一番お勧め。
▽超低速メソッド英語発音トレーニング
その後、発音耳。
この本は、英語の歌と音読をひたすらやってみようという軽く修行のような本です。
英語の歌の練習: 15時間 (3分の歌1曲を300回)
音読の練習: 5時間 (3分のスピーチひとつを100回)
これを信じて、マジで20時間やりました。
シャドーイングも学べます。
この修行はやったほうがよくて、これで圧倒的にリスニングが楽になりました。
騙されたと思ってやってみてください。
あと個人的には発音の意識改革ができたので、コチラもよかったです。
▽英語喉
earとyearの発音が違うってわかりますか?発音できますか?
私はこれで聞き分けと発音仕分けができるようになりました。
この時期に集中的にやったので、リスニングがかなり聞き取りやすくなったのと、
発音綺麗だね、とネイティブにも言われます。
発音と合わせて、「瞬間英作文」も取り組んでました。
どんすらぽんは2〜3周しました。
▽どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
▽スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
▽ポンポン話すための瞬間英作文
そして、その後TOEIC本。
ただ、分厚い書籍だと心が折れそうなので、薄くて軽いものをセレクトしてました。
特急シリーズ
▽1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
▽新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編
▽新TOEIC TEST 単語特急2 語彙力倍増編
▽1駅1題 新TOEIC TEST単語特急 [asin:4023304611:detail]
このシリーズはマジオススメ!
薄いので、何度も回せます。
ハマりすぎて、30分で1周を毎日やるくらい瞬殺で解けるようにしました。
毎日2冊を1周というのを日課にしてほぼ毎日やってました。
part5対策はスピードも重要なので、30分で1周ができるまでやった方がよいです。
TOEIC735点~835点までの勉強時間とやったこと
10月86時間、11月83時間、12月75時間の総計約245時間。
いきなりめちゃ増えてます。
この辺から、TOEICの点数を上げるのがゲームみたいに楽しくなりました。
勉強も苦痛にならなくなってきたので、一気に勉強時間が増えています。
この時期は全てTOEIC本。 amazonで評価の高い本を次から次に乗り換えてます。
たぶん15冊くらいやったかも。(でもほとんど途中)
オススメはこちら。
TOEIC問題集で本物に近いうえに、解説が詳しい!のは下記2つ。
▽究極の模試600問
▽超リアル模試600問
part5は練習が重要ということで、大量に問題を解く&解説が詳しいのはコレしかない。
▽TOEIC TEST 文法別問題集
下記2つはそれぞれ5セット入っててこの値段で問題の質も悪くない、と言うことなし。
▽TOEICテスト リスニングBOX
▽TOEICテスト リーディングBOX
上記に気分が乗らない日は、下記のリスニング教材をやってました。
あえてリエゾンなどをきつくした素材で、負荷の高い教材ですが、リスニング力向上にはオススメ。
最初全然聞き取れなかったけど、シャドーイングで結構上達した。
▽映画英語のリスニング
TOEIC835点~885点(途中飽きた。10ヶ月かかっちゃってる)
10〜12月に頑張り過ぎたのと、年越し休みでダレたことが原因で、モチベーションが乱降下。 あと、少し会話もやったほうがいいかなぁと、TOEIC自体に飽きが来ていました。
・TOEICは半年に1回 (しかも790点に下がった)。 ・4技能できたほうがよいかとTOEFLに転換(あとで後悔)
と若干迷走してた時期で、ここはもっと効率化できたなと猛省している時期です。
6月点数が下がったことにショックを受け、時間は少ないのですが、
負荷の高いトレーニング本を集中的にやってました。
この3冊は本当にオススメ。800点超えたらマストアイテムかと。
▽3週間で攻略 TOEIC(R)テスト 900点!
▽CD付 新TOEICテスト900点突破20日間特訓プログラム
▽新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
先2冊は日毎にやることが決まっているので、何をしようと考えなくてすみます。 どちらもめちゃめちゃきついタスクなのですが、鍛えられます。
「3週間〜〜」の方はオンライン上での仮想塾みたいなことをしているので、そちらもオススメ。
上記2冊を2〜3回回して、特急シリーズは死ぬほど20周はやりました。
(参考)885点から、835点に下落
寝不足で受けたテストなので、あんまり参考になりません。
事実その2ヶ月後915点取ってます。
やはり体調管理も大事!と実感した試験でした。
なめたらあかん。
TOEIC885から、いよいよ、900点越えへ
860点を超えていい気になり、四技能にチャレンジとTOEFLにも手を出したのがこの頃。
実はこの期間プレゼンスに行ってました。
一瞬点が下がったように見えますが、追い込んだ結果がでています。
トータルで見ると、2014年9月〜2015年5月の8ヶ月で885→915になっていますが、 この辺りになると、もはや誤差でしかないのかもしれません。
細かいところを潰していくということ、英語処理力を上げるということで、下記を引き続きやってました。
あと、このレベルになると、教材探しに苦労するので、公式本を2倍スピードでガシガシ、シャドーイングやってました。
▽TOEICテスト新公式問題集
慣れるといくらでもできます。
このレベルは新たな文法は、シラミ潰しにやるしかないので、私は英語処理力の向上を目指しました。
やるべきは瞬間英作文とシャドーイングです。
TOEFL教材のリスニングは異常に難しいので、慣れたらTOEFLのリスニングもオススメ。シャドーイング教材に。
▽Official Guide to the TOEFL Test
あと、この辺りもサクサクいけますが改めて。文法も乗ってるので、ちょうどいい塩梅です。
これは瞬殺できました。
▽会話できる英文法大特訓
番外編(多読書籍)
ぶっちゃけ言うほど多読はやってません。
が、下記書籍はオススメです。
[asin:B003A03RRU:detail] [asin:B000FBJFSM:detail]特にThe Complete Sherlock Holmes Collection (English Edition)は、複数のシリーズが入ったコレクションボックスなのでお得!
TOEIC900点を取ると世界がどうなるか。
読むスピードは圧倒的に上がるので、ニュースサイトはある程度読めます。
ただ、もちろん日本語の新聞を読むスピードでは全く読めません。
日々鍛錬です。
リスニングももちろん上がります。
が、まだまだ映画やTVドラマの英語は厳しい。
たまーーーーに、今の訳はこうした方がニュアンス伝わらない?とわかる程度。
ということでいくと、やっとネイティブの世界に足を一歩踏み入れた所です。
むしろこれからが本番という感じを改めて感じるステージ。。
そして、何より2技能のテストなので、喋れない。汗
もちろん英語処理速度が早くなっているので、昔よりは全然喋れます。
が、思っていることのニュアンスを伝えるのは難しい。
この辺はさらなる瞬間英作文の鍛錬が必要だなとひしひし感じています。
ということで、自分への叱咤激励も込めてまとめました。何かの参考になればです!
何か疑問があれば、コメントかtwitterにて!
追記: 2年間を振り返った心構え、大事なこともまとめました。